納豆ごはんは世界を救う

第五人格とキャンプにハマる27歳の内省ブログ

エモーショナルな日記


土曜日。

昨日はちょっと前にお世話になった人たちが送別会をしてくれ、12時に帰ってきて、それから胃もたれが凄くて3時までお風呂入ったり姉と電話したり。

今朝は9時に起きてジムに行き、帰りに買い物をしてきた。

いい出会いがあって、嬉しさと寂しさに包まれてブログを書かなければとおもった。


最近は健康志向の意味で自転車を使うことへの罪悪感が生まれてから、めっきり使う選択肢がなくなった。
朝もジムへ歩いて出かける。
土曜日の朝のこのまちは清々しいな、と知った。

ちょうどこの間味噌を切らしたので、ジムの帰り道、同じ建物内にあるスーパーで味噌を買おうとおもって物色するも、500gとか、大量で。一番安いやつがプライベートブランドのでかいやつだった。うーん。あと一週間で引っ越しのやつが、500gの味噌を買ってはいけない

仕方ない、一週間はフリーズドライの味噌汁で我慢するか、と思って、安くなってたささみとかを買った。

午前中のスーパー、というのも、おばあちゃんやおじいちゃんや主婦っぽい人、普段行く時間にいる人とは別の雰囲気の人たちが集まってて、新鮮でいいものだった。

お惣菜やお弁当コーナーは、これからみんなお昼ごはんとして食べるんだろうな〜という感じ賑わっていた。いつもは、タイムセールなんかをやる時間にしかいかないので、あのコーナーってこんなに充実してるものなのか!と気持ちがほくほくした。

スーパーから出て、家までの道にある小さな小さな市場の前を通る。
平日土曜の5時までしか空いてないし、商店ごとに閉まる時間もバラバラなので全然買い物する機会もなかったんだけど、最後だし、と思って入る。

ここの市場は、もうすぐ耐震の関係で取り壊しになることが決まっている。


まだまだ冷蔵庫には消費待ちの野菜がたくさんあるから、私はそれを優先的に消費してあげないといけないのでとりあえずふらーっと見ておこう、と思って。

入り口には喫茶店があり、少し歩くとキムチ屋さん、八百屋さん、果物屋さん、魚屋さん、加工食品、缶詰など、卵、米、、、と、今まで数回来る中でも感動してたはずなのにやっぱり感動する。市場って好き。なのになんでここで買い物する選択肢はなかったのだろう。やっぱり遅くまでやってるイオンモールが便利だし、欲しいものが一通り同一会計で揃うし、カードも使えてポイントも貯まるし。

でも、もう少しここで買い物してもよかったよな。ここでの買い物の記憶は全部いい思い出だったんだ。去年平日休みだった日に魚屋さんで安くなってた焼き魚を買った時は、「若い人が来た」と丁寧に説明をしてくれて、「水曜日は仕入れがないからお客さん少ないんだよ〜、またきてね」と教えてくれた。


で、今日はふらっとあるいてたらなんと、樽で味噌が売ってるじゃないか。しかも、一番オーソドックスそうなやつ、100g70円って書いてあるじゃーないか。

お店の人に早速、この味噌って100gでも買えますか?と聞いたら買えるよーとのことで、ほかのお客さんの会計が終わるまで待った。そのお客さんは、岡山で有名な「鷹取醤油こいくち」を購入していた。

私も岡山の思い出として買おうかな。とか思ってるうちにお会計は終わり、お店の人がどれにする?ときてくれた。

70円のやつ100gをお願いして、取ってはかってくれたのだけど、「100gより多いから減らすね」と言われてハイ、と答え、「でもだいぶ少ないよ」といわれたので「あと一週間で引っ越しなので大丈夫なんです」と答えたら、「それじゃあこれくらいがいいね」と。まだ100gよりちょっと多いけどサービスしてくれた。

「あと一週間なんですけど、味噌を切らしちゃって。」
「樽の味噌は美味しいよね」
「樽の味噌、買うの初めてなんです」
「そうなの!でも樽じゃなかったらこれがおすすめだよ、覚えておいて。どこに引っ越すの?遠く?」
「神奈川です」
「それは遠いねえ笑 学生さん?」
「いえ、こっちで働いてて結婚で神奈川に」
「それはおめでとう!また機会があったらきてね」

会話のラリーが全て気持ち良くて、嬉しくて暖かくて、こんな一瞬で幸せな気持ちになる人のことをどうしてもっと早く知らなかったんだろう。どのスーパーよりも近くにあるこの市場に、もっとたくさん来ていればよかった。

市場から家のほうへ少し歩くと、おばちゃんが1人で切り盛りする食堂がある。3〜4回しかいってないけど、私のことを下の名前で呼んでくれ、娘さんが東京にいて、おしゃべり好きで、娘さんからのLINEに爆笑する、私の母みたいなおばちゃん。
引っ越すことを伝えたいけど、今日は閉まってた。日曜日だけが休みと聞いていたけど、最近は土曜日も閉まってることが多い。変わったのかな。無理はしないで欲しい。

おかやまマラソンの時には、常連さんの名前入りのぼりを作って応援してくれる。応援するのが大好きみたい。

最後に行ったのはいつだろう?ってくらい、いつでも行ける距離だからこそ全然行かなかったな。

まだまだ岡山の自分の住んでいるまちだけでも、これっだけ知らないことがある。私が決まった範囲でしか動かなくなる癖があるのもある。
もっと知りたい、関係性を築きたい、深めたい気持ちもある。

岡山をさることに後ろ髪はめっちゃ引かれる。

でも、またこれから住むまちにたくさんの愛着が生まれるように、今感じたことを忘れないためにもブログに書き残さなければと思った。いい出会いがあると幸せだから、そのいい出会いをするためには自分から踏み出さなければいけないよ。

そしていつか家族が増えた時に、ここ(岡山)に来て、お母さんが新卒から2年弱頑張ってたんだよ、と話をしたい。その頃にはもう、市場は無くなっているだろうな。