納豆ごはんは世界を救う

第五人格とキャンプにハマる27歳の内省ブログ

2021/10/28

エフゲニー・キーシンのリサイタルいってきた。
昨日の仕事帰りの電車で思い立って、チケット高かったけど買って良かった。

amは9:30〜zoomでの打ち合わせで、終わってからは家事と、トイレットペーパーが一つもなかったので買いに行った。嵩張るからいつも後回しにしてて、結局なくなってから買いに行くという生活力のなさ。
母はよく切らさずに買ってくれてたよなぁ〜と思う。
嵩張るし持ちづらいし、これこそ定期便とかにしようかな。

で昼は夫が早めに降りてきてつけそばを作ってくれた。とてもおいしかった。蕎麦屋できるね、と思ったけど、蕎麦は乾麺だった。つけ汁にこだわる蕎麦屋ならできるね。

リサイタルがあるので早めに夜ご飯の味噌汁とメインだけ作った。

思えばいつぶりだ?というホールでの鑑賞だった。
キーシンは、見るからに人柄良さそうでお辞儀から丁寧で、最初のバッハもびっくりした。グランドピアノで演奏されるとめちゃめちゃしっかりしたおもしろい曲になるんや‼︎で、モーツァルトは知らなかったけど繊細なというか弱い音もしっかり4階席まで届いてきて、(なんならキーシンの声も)よかった。前に座ってた男子がもう二曲目にして落ちてて首がぶらんぶらんだったから気になった。そして前半最後のベートーヴェンピアノソナタ31番…一番楽しみにしていたと言っても過言ではない。第1楽章めちゃくちゃ良かった。丁寧で優しくて気持ちがこもってるのがもう痛いほどに伝わる演奏だった。今年の7月に亡くなったというキーシンの恩師へ捧げるリサイタルということで、プログラムにも恩師への言葉が綴られていたけど愛情深く、ピアノでできる全ては彼女から教わった、と謙虚な文章…。好き。第4楽章も良かったねぇ…。バッハなどでもフーガが合唱っぽくてそもそも好きだったのだが、2回目のフーガのところは至高…昇天という感じで。休憩後はショパンプログラム。マズルカ7曲、アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズマズルカ良かった。メジャーなものばかりで。でも迫力を感じるにはちょっと席がとおかった。op.22はもう、熱の入った演奏でよかった。50歳でこの体力(50歳って全然若いか)、そしておごらず丁寧に曲と向き合う姿勢、安定感あり流れている演奏、とっても好きだった。そしてアンコール…席が360度あったのだけど、前にも後ろにも深々とお辞儀、アンコール4曲!客席からも4曲目で椅子に座るときにエェーみたいな声が漏れていた。迫力ある曲も良かったけど、バッハのコラール前奏曲とかモーツァルトのロンドとかよかった。クラシックって、聴く専いないみたいなことを前ブログで書いたけれども、メチャメチャおるやん、、今日はチケット価格帯もあるだろうけど、年齢層はたかめで、みんながみんな演奏家というわけではなさそうだし、別に自分で楽器を演奏するわけではなくても聴くことが大好きな人ってたしかに周りにもたくさんいるよなと思った。ので前言撤回したい。自分は、思えば一人でクラシックを聞きにきたことあっただろうか?ミーハーだし最近好きになり始めた分際だから、大学生くらいまで姉や母とコンサートききに行っても寝ていたり(本当に一緒に行ってくれる人や周りに多大な迷惑かけていたことを今日痛感した)少し興味が出てきてからも、人を誘うことが多かった。そう、あとは生演奏と生配信の違いを考える、、今回はチケット代高かったとはいえ、4階席でなんのピアノなのかもみえないくらい米粒での生演奏を聞くのか、無料で近くからの映像を見るのか、もしも配信が主流になってしまったら聴きにくる人は減ってしまうかもなーと思った。でも私はコンサートに行くという行為が文化的な行動として好きだし、アンコールのようなものもその場で拍手が起こらないだろう。うまく共存していけばいいけどね。やってる側にお金は入るからと言ってもしも配信ばかりに力を入れられては困るな〜と思った。

帰り道は、アンコールがなんの曲だったのか?を必死で記憶をたぐり寄せながらSpotifyで色々聞いて探した。家の最寄りに着いた頃、ネットでアンコール曲が発表されてなんやねん!と思ったが色々と知らなかった曲をきけてよかった。
家に帰って夕方に作っておいたご飯を食べながら夫にコンサートの話したり、家のことを話したりして、最近の日課となっている2018年のドラマを1話だけみたいなーというので、私も見たかったけどあした夫は出社だしと思っていたので、ウキウキで見始め、12時くらいに見終わって私は風呂、夫は資格の勉強。でなんやかんやで2時くらいに寝たら夫も勉強を終えて寝るところで、すぐに寝た。